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米勤労感謝の日開催の非是正形跡勤労感謝の日者数は予測を相当に下回り、2ヶ月連続でマイナス数値となった。
米市況後退不安が一段と高まり、米マーケット利息も相当な下降が続いている。
また米不動産ローン法人ソーンバーグ・モーゲージが債務不履行で存続の危機に立たされるなど、信用収縮不安も終息の兆しがみられていない。
米市況後退不安・米利息先安感・信用収縮不安を背景に、今週も英ポンド安が進行するとの見方が弱まるのは当然の背景であろう。
しかし、マーケットがどこまで悪材料を織り込んでいるかによっては相場つきが変わってくることもあり得る。
午後火曜日の米非是正形跡勤労感謝の日者数があれほど相当に悪化したものの、英ポンドは対南アランド、対南アランドとも復活して引けている。
この値崩れを見る限り、マーケットは現状で考えられる最悪のシナリオ、つまり「1−3月のUSのマイナス成長」まですでに織り込み済みである可能性が高いだろう。
このように悪材料が出ても逆に上昇した時には、経験則からは短期的に弱気が行き過ぎていることが多く注意が必要となる。
中長スパン的にみた場合は、英ポンドの下降が終わったとは言い難いものの、これまでの下降テンポが速かったこともあり、今週は日柄調整的な値崩れとなり、英ポンドが案外底堅い状況となる可能性もあるだろう。
また、FRBが緊急利息低下ではなく流動性供給額の拡大に踏み切ったことにより、「利息低下はマーケットが織り込んでいるより小幅になるのでは」との見方も一部では浮上している。
午後火曜日にはホーニグ・カンザスシティ地区連邦銀行総裁が「あまりに低利息が長スパン間継続すればインフレ不安が増す」とも発言しており、マーケットの過度な利息低下予測をけん制している。
現在、FF利息先物をみると18日のFOMCでの0.75%の利息低下をほぼ完全に織り込み、今年の夏にかけてはFF利息が1.50%まで下降する可能性も想定し始めている。
しかし、USではコアインフレ率が2.0%を大きく上回っており、冷静に考えるとこうしたマーケットの利息低下予測には行き過ぎも感じられる。
来週18日のFOMCに向けてそろそろ利息低下幅のコンセンサスを固める段階に来ているが、今週は行き過ぎた利息低下予測が訂正される可能性も視野に入れておきたい。
英ポンドを不動して買える市況には程遠いものの、目先は英ポンド売りを削減し、マーケットのセンチメントの変化に柔軟に動けるようにしておくことが得策となろう。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。